ザイダーム、ザイプラスト

牛由来コラーゲン/ザイダームシリーズ

ザイダーム及びザイプラストは米国Inamed社牛コラーゲンの製品名。

動物由来タンパク質(肉骨粉など狂牛病BSE感染の原因とされる飼料)を使用せずに隔離飼育された子牛(14〜20月齢)の皮から採取した コラーゲンで作られる。

牛皮由来コラーゲン(異種たんぱく質)なので使用前に牛コラーゲンに対してアレルギーがないかどうかの検査(皮内反応検査)が必須となり、 陰性でないと治療を行えない。

1970年代に米国スタンフォード大学で研究されていた牛由来コラーゲンは、1981年になってザイダーム、ザイプラストとして市場に現れた。 以来、世界40カ国以上で150万件を超える注入実績がある。顔の注入剤として米国FDA(食品医薬品局)より承認を得ているほか、 本邦においても厚生労働省より医療用具承認がとれている。

牛皮由来コラーゲンの製品グループ

同社の牛由来コラーゲンには、「ザイダームI(コラーゲン3.5%含有)」「ザイダームII(コラーゲン6.5%含有)」 「ザイプラスト(コラーゲン3.5%含有で架橋処理)」の3種類がある。

「ザイダームI」は微妙な線やシワ・浅い傷跡・薄い皮膚の領域に、「ザイダームII」は適度な線やシワ・傷跡に使用される。

そして架橋処理がなされている「ザイプラスト」は顕著な線やシワ、傷跡、厚い皮膚の領域に有効。

いずれにも局所麻酔液リドカインが0.3%含有されていますので、注入による苦痛はある程度緩和される。

皮内反応検査

異種たんぱく質を注入することになるので、アレルギー検査(皮内反応検査)は非常に重要なことである。

検査は、腕に少量(0.05〜0.1ml)の牛由来コラーゲンを注入して赤み・腫れ・かゆみ等のアレルギー反応の有無を確認します。 陽性反応を示す確率は3%未満とされているが、現れてしまった人は治療をあきらめるしかない。

1回だけ検査のために注入して4週間様子を見る方法が一般的だが、メーカーは検査コラーゲンを注入後3日目までの状態を 観察して問題がなさそう(陰性)なら、今度は反対の腕にも検査用コラーゲンを注入し2週間観察するという方法を推奨している。

特有の注意事項(メーカー公表資料より)

ザイダームIは、1人の患者に対して年間30cc以内に制限されるべきです。

ザイダームIIは、1人の患者に対して年間15cc以内に制限されるべきです。

ザイダームI・IIとザイプラストの合計注入量は、一人の患者に対して30cc以内に制限されるべきです。

これらは、安全性が確立されていないからです。

料金の相場

  • 1.0ml/コスモダーム注射
  • 1.0ml/コスモプラスト注射

クリニックによっては、初回と2回目以降の治療に料金格差を設けているところがある。人により注入量が異なるため、量り売りをしている クリニックも多くある。

施術料金は安ければ良いというわけではない。高ければ悪いというわけでもない。施術料金の設定に当たっては、材料費はどこもほぼ 一定であるにしても、医師の技術料をいくらに置くかとか、クリニック施設を維持する費用や広告宣伝の費用までも考慮して価格は決められる。

ザイダームの注入写真-ビフォアー・アフター-

米国Inamed社のホームページの中に注入事例あり。

ザイダーム注入事例1

さまざまなコラーゲン注入剤

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